MIB Server SNMP Zabbix

【Zabbix 6.0.4】CISCOルータのCPU使用率をSNMPポーリングで監視するZabbix設定

2025年8月4日



CISCOルータのC841MでCPU使用率をSNMPポーリングで取得し、Zabbixによる監視を行う設定を記載します。
それぞれ3パターンの時間間隔で取得する平均値を監視します

5秒平均(5s)

$ snmpwalk -v2c -c public 192.168.9.253 .1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.6
iso.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.6.1 = Gauge32: 5
1分平均(1m)

$ snmpwalk -v2c -c public 192.168.9.253 .1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.7
iso.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.7.1 = Gauge32: 5
5分平均(5m)

$ snmpwalk -v2c -c public 192.168.9.253 .1.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.8
iso.3.6.1.4.1.9.9.109.1.1.1.1.8.1 = Gauge32: 5

設定の流れ

  1. Template作成
  2. Item作成
  3. Trigger作成
  4. Action作成

Template作成

ホストへ適用するためのTemplateをまず作成して、その中にItemとTriggerを入れていきます

Item作成

作成したTemplate「Cisco_Resources」の中にItemを入れていきます

3パターン作成後の一覧

Trigger作成

Itemに紐付けるTriggerを作成していきます。ItemとはKeyで紐付けを行うので、TriggerのExpressionに含むKeyの文字列を一致させる必要があります。以下の例は、「10分間に5秒平均の最小値が5を超過したらTrigger発動する」


min(/Cisco_Resources/cpmCPUTotal5secRev.Cisco-Router[{#SNMPINDEX}],10m)>5


3パターン作成後の一覧

Action作成

最後にTriggerが発動してProblemが発生した時に実行されるActionを作成します
左ペインの[Configuration]>[Actions]>[Trigger actions]

実行するOperationは、ユーザ:cisco_kansiとメールアドレス:Email_ciscoへ通知することです。復旧時も併せて設定します

追加後の一覧

Problem発生時のAction実行確認

左ペインの[Report]>[Action log]から確認ができます

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むるし

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