LP(Local_Preference)値とMED値を使用して、パケット転送の主従経路を設定することができます。
前提として、それぞれ次のように用語が定義されています。
LP値
外部ASにパケットを転送するための自ASの出口を指定。自AS内でのみ有効。
全iBGPピアに伝搬される。大きい値を優先。デフォルト100
MED値
自AS内NW宛のトラフィックの入口を、eBGPネイバーに伝える。
eBGPネイバー間で有効。小さい値を優先。デフォルト0
簡単に言うと、
LP値
トラフィックの出口を内部NWにBGPUpdateで伝える
MED値
トラフィックの入口を外部ASにBGPUpdateで伝える
下図のようにSW1の優先度をあげることで、SW1側を主経路に設定することができます。