TWSNMPを使用して、クライアントとサーバ間でSNMP通信ができる環境を構築します。
下記のNW構成でサーバからクライアントへのSNMPポーリング及び、クライアントからサーバへのSNMPTrapの送受信を確認します。
各装置でのconfig設定
SNMP Client
CatalystのL2-SWをクライアントとして使用します。
- IP設定(default-vlan)
! interface Vlan1 ip address 172.16.1.4 255.255.255.0 !
- 通信先のManagerを指定する
!
snmp-server host 192.168.1.80 version 3 noauth public
!
SNMP Manager
- IP設定
eth1/192.168.1.80 - TWSNMPのインストール
ver.4.4.2 - TWSNMP設定
community名/public
中継用のL3-SW
CatalystのL3-SWを中継SWとして使用します。
- SVI設定
Vlan30 ! interface Vlan30 ip address 172.16.1.2 255.255.255.0 !
Vlan50 ! interface Vlan50 ip address 192.168.1.12 255.255.255.0 !
- 物理IF設定
! interface Fa2/0/1 switchport access vlan 30 switchport mode access ! interface Fa2/0/2 switchport access vlan 50 switchport mode access !
SNMP通信確認
SNMP Polling
- TWSNMPを立ち上げる
- 自動でポーリングによるノード検出を実施
ポーリングを行うノードを登録するために自動検出します。
ここでの自動検出はIPレベル監視(Ping疎通)で検出されたノードが検出されます。
手動でノード登録を行うことも可能です。
上部メニューから[管理ツール] > [自動発見]を選択して、
アドレス範囲を指定して[開始]をクリックします。
- SNMPポーリングの実施
検出されたクライアントノードのアイコンを右クリックして、[状態表示]を確認します。
IPレベルでの通信に問題なければ正常となります。
続いて[プロパティ]を確認します。
[インターフェース/ポーリング設定]タブを開きます。
SNMPポーリングによるインターフェースの監視と、ポーリング内容について設定を行います。IPレベル監視の他にここで監視項目を追加します。それぞれ[自動]をクリックすると、ノードごとに監視できる内容が検出されます。
SNMP Trap
- TWSNMPのマップ上で右クリックして[マップ]を選択する
- Trap受信ポートに162を指定してOKを選択する
※WindowsのFirewallから警告が出ますが、アクセスを許可します。
- テストトラップを発生させるためにクライアント端末のIFを論理閉塞する
- SNMPManager側のイベント一覧画面に、種類がTrapとして検出できていることを確認手順の②にて、[Trapを受信できません]のようなポップアップが出る場合があります。
発生する原因は複数あるようですが、私の場合はTWSNMPを再起動することで解消できました。
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