サブドメインを切り出して、同一サーバで運用する場合の名前解決について解説します。
設計の条件としては、下記になります。
DNS管轄のホストが管理LANとサービスLANでドメインを分けるために、管理LANをサブドメインとして切り出す場合などを想定しています。
・サブドメインを同一サーバで運用する
・切り出すサブドメインが管理するサブネットは/24である
正引きの名前解決
正引きではDNSクエリのドメイン名をそのままnamed.confのゾーン名と照らし合わせて、
該当のゾーンファイルを探しに行きます。
メインのゾーンファイルからサブを探しにいくわけでなく、サブドメイン名から直でサブゾーンファイルを探して名前解決を行う流れになります。
逆引きの名前解決
逆引きはIPアドレスをドメインごとの区切りに置き換えて、ドメインに一致するゾーンファイルをnamed.confから探します。
下記の例では、第4オクテットをそのままサブドメインとして割り当てるので、正引きと同じように1.10のマッチでメインドメイン、3.1.10のマッチでサブドメインのファイルを参照します。
下記図のようにCNAMEが必要な場合は、サブネットが第4オクテットの/24よりも細かくドメインを分けている場合であり、今回の例には当てはまりません。
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