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【マイニング/仮想通貨】ethOSの導入

2021年3月18日


イーサリアムのマイニング用にマイニング専用OSのethOSを導入したので、その導入手順を解説していきます。

ethOSのインストール

  1. ethos のイメージファイル(iso/img)をダウンロード(購入)
  2. 下記サイトから「ethOS Digital Download」を$39で購入します。
    購入するとメールでAuthenticationTokenおよびusername/passwordが通知されます。
    https://gpushack.com

    下記サイトでメールで受け取ったTokenを入力してダウンロードします。(600MB程度)
    http://ethosdistro.com/download/

  3. DLしたイメージファイル(xxxx.xz)を解凍する
  4. 7zipで展開します。lhaplusはサポート外の拡張子でした。

  5. refusをウェブからダウンロードする
  6. ethOSのイメージファイルをUSBメモリにインストールします。
    そのために必要なデータ書き込み用のソフト「refus」をウェブからダウンロードします。
    https://rufus.ie

  7. 実行ファイル(.exe)を起動する
  8. 下記を指定して開始をクリックすると、フラッシュメモリをフォーマットしてからインストールが開始されます。
    デバイス:USBメモリ
    BIOS:UEFI
    イメージ:ethos(.img)

ethOSの起動

  1. ethOSのインストールが完了したら、そのUSBメモリをマイニングマシンに挿してBootする
  2. 起動直後、F2キーでUEFIメニューを表示させる
  3. BootメニューからFlashを選択する
  4. 自動でethOSが起動する(OS選択肢が出るが基本スルー)
  5. OS起動してしばらくすると、自動でマイニング始まりますが、最初は開発者のイーサリアムウォレットIDが設定されているため、自分のIDに書き換えないと、コインが開発者へ送られてしまいます。

  6. 左下の2番目のフォルダアイコンをクリックしてフォルダを開く
  7. 「local.conf」を開き、「proxywallet」に自分のイーサリアム受け取りIDに変える
  8. 同じフォルダにあるremote.confの1行目URLをコメントアウトする
  9. ctrl + S で保存する

セキュリティ対策

下記セキュリティ対策を行います。デスクトップ右側にすでにターミナルが開いているので、コマンド操作を行います。
・ethOSのパスワードをデフォルトから変更する

$ passwd ethos

新しいパスワードを入力する

・ssh接続のrootログインを拒否する
OSが起動すれば、リモートからHTTPでIPにアクセスし、SSH認証でログインできます。rootユーザでログインできないように下記を設定します。

$ vi /etc/ssh/sshd_config

PermitRootLogin yes → noに変更

インターネット接続

OS起動後自動的にインターネットに接続されますが、未接続の場合は、デスクトップ左上に「 NO INTERNET! 」と表示され、IPアドレスは表示されません。
無線LANは設定がややこしい(apt-getでパッケージwpasupplicantのインストールが必要)ので、ルータから有線でつなぎインターネット接続しました。
ルータからDHCPでIPが振られ、デスクトップ左上3行目にIPアドレスが表示されます。
IPが振られたら、リモートからhttpでマシンにアクセスできます。
「http://端末のIPアドレス」

マイニング状況をプールサイトで確認

下記「ethOS pool」にアクセスして、マイニング状況を確認します。
http://ethosdistro.com/pool/
「Enter your Ethereum Mining Address to get your stats.」
に自分のイーサリアム受け取りIDを入力して「GET STATS」をクリックします。
遷移ページにて、一定期間のハッシュレートや、総採掘量などのデータを確認することができます。

オーバークロック設定

GPUコアのクロック周波数とGPUメモリのクロック周波数をチューニングします。
ethOSはホームディレクトリにある「local.conf」の「globalcore」と「globalmem」の値を編集することで設定できます。マイニング用途では、ワット数に跳ねるコアクロックではなく、メモリクロックを上げることが多いようです。GPUごとに設定できる上限が決まっており、今回はGeforceGTX 1080Tiを使用しているので、デフォルトのメモリクロック5005から限界付近の6000程度まで引き上げました。show statsで見える値がデフォルトの値になります。


$ show stats
〜略〜
default_core:                             1974                                      
default_mem:                              5005 

参考:
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/pcmining/1096316.html
https://chimolog.co/bto-gpu-overclocking/

ethOSをダウンロードファイルからインストールする!

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むるし

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