グラフィックボードの増設をしていた際に、唐突に「Error: connection to api server failed」が発生して、マイニングできなくなったので、原因を切り分けしてみました。結論から言えばマザーボードのNIC(NetworkInterfaceCard)故障で、USBタイプのNICに付け替えたら解消しました。
原因の考察
NICに対して、負荷を与えるようなことはしていないつもりなので、想定外の事象でした。直接的な原因かは分かりませんが、直前の操作で行なった下記が怪しそうなので挙げます。
・増設用のグラフィックボードをマザーボードに接続後、認識はするもののマイニング開始されないので、電源ONの状態でグラフィックボードを外した
・ライザーカードを付けた増設用のグラフィックボードをリグに固定する際に、ライザーカードの基盤にステンレスワイヤーが接触してショートし、電源が落ちた
原因の切り分け
エラーの通り、インターネット越しにあるHiveOSのAPIと接続できないので、ネットワーク接続に当たりをつけます。
- ifconfig
Loopbackアドレスしかなく、eth0にIPが振られてないことが分かりました。 - net-test
HiveOSに便利なネットワーク疎通コマンドがありました。デフォルトゲートウェイからDNSへのping疎通、インターネット越しのサーバへのhttp接続まで確認できます。
- netconfig
試しにIPアドレスを振ってみました。
netconfigコマンドで対話モードで設定できます。ルータからはDHCPで振られるはずなので、最初はDHCPで設定、それでもNGなのでルータに繋いでる他デバイスと被らない固定IPを振りましたがNGでした。
- 他のインターネット接続デバイスを確認
リグ以外のデバイスは普通にルータから物理ケーブルとwifi接続両方問題なくインターネット接続できていたので、リグ自身の問題と判断しました。 - マザーボードのNICからUSBタイプのNICへケーブルを付け替える
再度net-testを実行したところ疎通が回復しました。その後はminerコマンドでマイニング再開できます。
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