ドライブレコーダー

【ドラレコ】VREC-DZ800DCをアウディS1に取り付け・レビュー

2024年11月11日



Pioneerのドライブレコーダー「VREC-DZ800DC」をアウディS1へ取り付けた際の手順を紹介します。

VREC-DZ800DCについて

特徴

  • 前後2カメラ式
  • 駐車監視機能あり
  • イベント録画機能あり

駐車監視機能について

説明書「車のエンジンを切ってから、最大40分間動作します。
駐車監視機能動作中に、振動による車の動きを検知すると、検知した時点から前後20秒間が駐車ファイルとして保存されます。」
長時間機能が作動していると、バッテリー上がりのリスクがありますからね

アウディS1側のドラレコ用電源の確保

助手席側のダッシュボード横に、カバーを外すとヒューズボックスがあるので、そこから電源を頂戴します。
検電テスターで調べたところ、ヒューズキャリアA(右)が常時電源、ヒューズキャリアB(左)がACC電源でした。

ヒューズキャリアA(右)平型ヒューズ

1 ステアリングコラムロック
4 サスペンションコントロール用コントロールユニット
5 ヘッドライトウォッシャー
6 特殊機能用インターフェイス
7 コンビニエンスアクセス
9 パノラマサンルーフ
10 セレクターゲート(オートマチックトランスミッション)

ヒューズキャリアB(左)ミニ平型ヒューズ

1 トランスミッションコントロールユニット、オートマチックトランスミッション用セレクターゲート、後退灯スイッチ
2 エアコンディショナー/ヒーターコンソール、自動防眩ルームミラー、ヘッドライトアシスト、電源ソケットリレーコイル
3 ゲートウェイ
4 エンジンサウンド
5 ダイヤル式ライトスイッチ、DC-DCコンバーター、ターミナル15、ルームミラーリレー(ターミナル15)、ハロゲンヘッドライト(左右)、スターターリレーコイル用電源供給
6 ライトスイッチ
7 サスペンションコントロール用コントロールユニット
8 ウインドウウォッシャーヒーター、スイッチモジュール
9 エレクトロメカニカルパワーステアリング
10 燃料ポンプコントロールユニット
11 エアバッグ
12 パーキングシステム
13 キセノンライトコントロール
14 シートヒーター
15 リヤウインドウワイパー
16 エンジンコントロールユニット

ドラレコ全体像

ドラレコを取り付ける前の全体像です。
常時電源用コードとACC電源用コードの先には、別売のヒューズ電源を取り付けて(かしめて)います。

機材リスト

  • ドラレコ本体
  • ヒューズ電源 ミニ平型 10A
  • ヒューズ電源 平型 10A
  • 検電テスター
  • スポンジテープ
  • TESAテープ
  • 内張剥がし
  • 電工ペンチ
  • ニッパ、ハサミ、ラジオペンチ

ヒューズボックスの通電確認

電圧が測れるテスターを使います。ボタン電池は平らな面がプラス、出っ張りがある方がマイナスです

テスターのクリップを車の金属部に挟んでアースさせます。テスターの電源を入れて、ヒューズの金属部に当ててチェックします。

常時電源

車のエンジンは切った状態で、通電するのが常時電源になります。S1の場合は右側のヒューズボックスです

エンジンOFF時

ACC電源

車のイグニッションボタンをクラッチ・ブレーキ踏まずに押した際に起動するのがACC電源です。S1の場合は左側のヒューズボックスです

エンジンOFF時
ACC ON時

ヒューズ電源の選び方

ドラレコの常時電源コードとACC電源コード上に、250V/2Aの耐電圧/耐電流を示すヒューズが存在します。2A以上の電流が流れた時に、ドラレコのヒューズが切れるということなので、ドラレコの仕様上2A以上流れることはないと判断しました。別途購入するヒューズ電源は余裕を見て10Aが妥当と判断しました。平型とミニ平型をそれぞれ購入しました

ヒューズ電源とドラレコの常時電源コード、ACC電源コードをかしめる

購入したヒューズ電源とドラレコのコードを電工ペンチを使用して接合します。

接合した状態

それぞれヒューズボックスに取り付けます

クワガタ端子は金属ナットに挟んでアースさせます

ドラレコの起動確認

コードとドラレコを接続してACC電源を起動させます。配線に誤りがない場合は正常に起動します
ここでのポイントが、ACC電源だけをヒューズボックスに接続してからACC電源を起動しても、ドラレコは起動しません。
必ず常時電源とACC電源の両方をヒューズボックスに接続してからACC起動させます

フロントカメラの取り付け

フロントカメラの接着

フロントガラスに接着します。一度つけたら剥がすのに苦労します。釣り糸とシリコンスプレーで徐々に剥がすしかありません

コードの格納 Aピラーの内張を剥がす

コードは、フロントガラスからAピラーの内部を通して、ヒューズボックスへ渡します
内張剥がしをAピラーの内張に引っ掛けて剥がしていきます。
内張側の3箇所にツメ型のクリップが付いており、シャーシの穴に刺さっています。垂直方向に引っ張るとバコン!と外れます。

コードの格納 スポンジテープとTESAテープ

スポンジテープをコードに巻いて、フロントガラスと天井の内張の境界に格納していきます。
スポンジが突起になり、内張りから落ちてくるのを防ぎます

Aピラー内部のコード類に沿わせてTESAテープで固定します。
フロントの取り付けは以上です

リアカメラの取り付け

サイドドア上部の内張りにコード配線

AピラーからBピラーの内張りは割と簡単に剥がせます。ここにAピラーの上部から周したコードを格納していきます

BピラーからCピラーの内張りは割と硬いので剥がしづらくなっています

Cピラー内部にコード配線

Cピラーの中にも通していきますが、ここも剥がしづらくなっています

トランクドアから通してリアカメラ設置

トランクに繋がってるコード格納用のゴムチューブの中を通すと綺麗に格納できますが、難易度が高く諦めました。


コード通しツールを使いましたが、チューブの中が狭く無理でした

リアカメラを貼り付け

最後にリアカメラをトランクドアウインドウに貼り付けて完成です。

コード類の格納が課題ですが、設置は上出来かと思います。

使用感・レビュー

ちゃんと動画保存されていました。走行距離10キロ未満でも8GBほどの総動画容量になっていたので、
SDカードのサイズは注意です。おそらくローテーションされるはずですが。

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むるし

フリーランスのインフラ系エンジニア。
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